残暑の強い疲労は… 《Vol.25》
9月でも熱帯夜の予想日が例年よりも多くなっています!
《今年は9・10月でも気温の高い日が多い予想です》
夏の間はしばしば熱中症に関する注意喚起が行われます。しかし9月に入ると、まだ暑いにもかかわらずこれまでの熱中症対策の慣習を忘れてしまい、再び熱中症になってしまう方が増えています。
7・8月は休みもありますが、夏休み中に無理なスケジュールを立ててしまうと、疲れが取ないまま9月を迎えることになり、疲れからくる免疫力の低下で風邪をひきやすくなったり、風邪が治りづらくなったりします。
対策としては7・8月にあまり無理なスケジュールを立てないようにし、9月には疲れが残らないよう気を付ける必要があります。
残暑の疲れ対策には…です
こまめな水分摂取とビタミンの補充が必要となるため、手軽な例として、野菜や果物のジュースや麦茶などを毎朝コップ1杯摂取するように努め、日中もこまめに水分を補給してください。
ビタミン豊富な夏野菜や良質のたんぱく質(魚・大豆・豆腐など)をバランスよく摂取するように努めましょう。食欲のない時には酸味やスパイスの効いた味付けの方が食欲が増す事が有る為、味付けを工夫することをお勧めします。
また、疲労を改善するクエン酸を摂取する事により倦怠感の改善にもつながる為、ゆずや梅干し、すだちやカボス等の摂取をお勧めいたします。
残暑疲れの予防は7・8月から始まっています!
1. バランスの取れた食事と、定期的なビタミン・ミネラルの十分な摂取。
2. 充分な睡眠時間を取り、夏休み中には無理なスケジュールを立てない。
3. 初秋に入っても、毎日気温や湿度には注意しておく。
4. 無理なダイエットをしない。
株式会社メディエイト産業医 望月香織 (Kaori Mochizuki M.D)