熱中症対策

熱中症とは

熱によって起こる様々な身体の不調のことをいいます。気温の高い環境にいることで、体温の調整機能が乱れたり、体内の水分や塩分のバランスが崩れることで起こる、体温の上昇やめまい、頭痛や痙攣、意識障害などの様々な症状をまとめて熱中症といいます。

熱中症の症状

汗を大量にかく、全く汗が出ないなど、汗のかき方に異常がある
頭痛、めまい、吐き気、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、倦怠感 など

熱中症を予防するには

・のどの渇きを感じる前に、こまめに水分補給をする
・塩分補給をする
・帽子や日傘などを使い、暑さを避ける
・風通しの良い服装をする
・日陰や涼しい場所でこまめに休む
・身体を冷やす

暑さ指数を参考に、熱中症を防ごう

暑さ指数(WBGT)は、熱中症を予防することを目的とした指標です。
単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。

暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとりに着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい
①湿度
②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境
③気温
の3つを取り入れた指標です。

暑さ指数を参考に、熱中症を防ごう

※(28~31℃)及び(25~28℃)については、それぞれ28℃以上31℃未満、25℃以上28℃未満を示します。
日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」(2013)より
株式会社メディエイト 保健師 新井 望