インフルエンザを予防しよう
インフルエンザの流行開始
厚生労働省は、12/14、2018年第49週(12/3-12/9)のインフルエンザ発生状況を公表し、定点当たりの報告数が1.7となり流行開始の目安である1.0を上回った事から流行シーズンに入ったと発表しました。流行シーズンの開始は例年並みとなっています。
インフルエンザは、例年12月から3月にかけて流行していますので、約3カ月間は、十分注意し対策をしっかり行いましょう。
毎日行う!!インフルエンザ予防の基本
手洗い(外出後、食事前等こまめな手洗い。ハンドソープ、流水で15秒以上洗いましょう)
うがい(まずは口をゆすいでから。10秒程度ガラガラうがいをしましょう)
歯磨き(歯磨きはインフルエンザ予防に有効です。口腔内は清潔にしましょう)
マスク(使い捨ての不織布マスクを、隙間ができないように着けましょう)
睡眠(十分な睡眠は抵抗力を高めます。ゆっくり休む習慣をつけましょう)
食事(1日3食バランス良く。体を温める温かい食事やビタミンを多く含むものを摂りましょう)
インフルエンザにかかってしまったら(新しい治療薬)
2018年3月に「ゾフルーザ」というインフルエンザウイルスの新薬が発売されました。
ゾフルーザは、内服薬で1回飲むだけで治療が終了します。これまでの薬は、1日2回×5日間の内服(タミフル)や吸入(リレンザ)、1回のみの吸入薬(イナビル)でした。
症状が改善するまでの時間としては今までの薬と大差はないようですが、「ゾフルーザ」はウイルスの増殖を防ぐ薬で、今までの薬より感染ウイルス量の減少速度が速いことから、周囲への感染抑止効果も期待されています。
ゾフルーザは半年以上前に発売されていますが、3月と昨シーズンの終わり頃の発売であった為、本格的に使用されるのは今シーズンからとなります。
お薬の決定、使用に関しては、主治医としっかり相談し選択するようにしてください。
株式会社メディエイト 保健師 新井 望