インフルエンザワクチン 《Vol.64-2》

従来のインフルエンザワクチンは、A型2種類・B型1種類のワクチン株が含まれた3価ワクチンでしたが、昨シーズン(2015/16シーズン)からは、WHOが推奨しているA型2種類・B型2種類の4種類のワクチン株から成る4価ワクチンが用いられるように変更されました。

2016/17シーズンは、下記株の4種混合ワクチンとなっています。

【A型株】
・A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
・A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)

【B型株】
・B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
・B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)

ワクチン接種のタイミング

インフルエンザの流行は、11月~12月頃に始まり、流行のピークは1月~3月です。
予防接種でワクチンを接種してから抗体ができるまで1~3週間、その後3~4ヶ月で抗体は徐々に減って行きます。
予防接種の効果は、接種後2週間目位から4ヶ月までです。 ですので、予防接種は11月中、遅くとも12月上旬には接種する事が望ましいと言われます。

インフルエンザを予防するために

・手洗いをしましょう
・人混みへの外出は控えましょう
・室内の乾燥に注意しましょう
・バランスよく栄養を摂取しましょう
・十分な休養をとりましょう
・インフルエンザワクチンを接種しましょう

株式会社メディエイト 保健師 新井 望