長時間労働による健康障害を防ぐために 《Vol.63-2》
時間外・休日労働時間を削減しましょう
健康障害防止の観点からも、時間外・休日労働時間は月45時間以下とするようにしましょう。
健康診断の受診や日々の健康管理を行いましょう
年1回の定期健康診断の受診、所見があった場合の事後対応は必ず行いましょう。
長時間労働は睡眠不足、不十分な健康管理、自覚症状への気づきが遅れます。規則正しい生活を心がけ、十分な休養をとりましょう。睡眠だけではなく、運動や趣味の活動等気分転換を図ることも大切です。
月の時間外・休日労働時間が100時間を超えたら
医師による面接指導等の申出を行い、面接指導を受けましょう。
脳・心臓疾患の発症を予防するため、長時間労働により疲労が蓄積した労働者に対し、事業者は医師による面接指導を実施する事が義務づけられています。対象者は申出を行い医師による面接指導を受けるようにしましょう。
※「時間外・休日労働時間」とは、休憩時間を除き1週間当たり40時間を超えて労働させた場合におけるその超えた時間のことです。
株式会社メディエイト 保健師 新井 望