2013~2014年度のインフルエンザ 《Vol.26》
10月よりインフルエンザ予防接種が始まっています!
《2013~2014年度インフルエンザ予想》
季節性インフルエンザのワクチン接種は例年10月頃から開始されます。2013~2014年シーズンは、H1N1(2009年に新型インフルエンザとして流行)を始めとしたワクチンが、WHOからの勧告を踏まえた上で厚生省によって選定され、医療機関ではすでに施行が開始されています。
インフルエンザは冬季に罹患者が増加しますが、 9月末から10月にかけていくつかの県では、少数ではありますが罹患者が厚生省に報告されています。
ワクチン接種後、十分な量の抗体が身体の中で出来上がるまではおおむね2~4週間かかります。
流行時期に入ってから予防接種を受けるのではなく、早めの接種をお勧めいたします。さらに新たな型のインフルエンザウイルスがいつ出現するかは誰にも予測することはできず、かつてのインフルエンザの傾向とは異なった流行になる可能性もある為、国立感染研究所や厚生省が発信する情報をこまめにチェックして下さい。
対策としては…会社・個人
予防接種はもちろんですが、個々の免疫力低下によりさらにウイルス感染が広まります。ビタミンや水分の定期的な摂取、睡眠時間の確保、適度な運動による体力維持などで免疫力を保つように努めましょう。
うがい・手洗いなどの基本的な対策は、ウイルス感染を拡散させないためには最も重要ですので、各自への声掛けやトイレ、玄関などでの掲示物による注意喚起などを積極的に行ってください。
また、適度な湿度の保持や定期的な空気の入れ替えなどの環境の整備も重要です。
人の多く集まる会議やイベントなども感染拡大の原因になる事もありますので、高熱や頭痛、全身倦怠感、関節痛などインフルエンザに典型的な症状が出現した場合には人出来るだけ早急に医療機関での検査を勧め、高齢者や乳児・幼児、糖尿病等の基礎疾患を持っている方は、多くの人との接触を避けてください。
厚生省が発信する感染情報はこまめにチェックしてください
近年、ウイルスの突然変異に伴い、今までには存在しなかった新型のウイルスが突然出現し大流行する恐れもあります。感染症に関しては正確な情報を得る事が重要になってきますので、厚生省や国立感染研究所の発信する情報を会社でも家庭でもこまめにチェックして下さい。
株式会社メディエイト産業医 望月香織 (Kaori Mochizuki M.D)
日ごろから正しい生活習慣を心がけ、ウイルスに
感染しにくくなるよう免疫力を上げることが大切です。